個人信用情報機関とは?

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個人信用情報機関とは信用情報の管理機関

クレジットカードやキャッシング、オートローンや住宅ローンを使った事がある人であれば、一度は聞いた事のある個人信用情報機関ですが、顧客の信用情報を管理している期間になります。

 

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そして、、この信用情報ですが、クレジットカードやキャッシング、オートローンや住宅ローン、教育ローンなどのいわゆる金融商品の利用状況が登録されている情報であり、この信用情報は現在及び過去においてこうした金融商品を利用した事がある人全員分あるため、この膨大な信用情報を管理している期間が個人信用情報機関なのです。

また、クレジットカード審査やキャッシング審査など各種審査の際には、各金融機関が加盟している個人信用情報機関の信用情報にアクセスしてその登録内容を照会して審査の参考にするため、個人信用情報機関は金融審査においても大きな役割を持っていると言えます。

個人信用情報機関の種類について

以前は5~6機関程度あった個人信用情報機関ですが、現在では

●株式会社シーアイシー(CIC)
●株式会社日本信用情報機構(JICC)
●全国銀行個人信用情報センター(KSC)

以上3つの個人信用情報機関があります。

 

指定信用情報機関のCIC

CICは、割賦販売法および貸金業法の両業法に基づく指定信用情報機関です。安全・安心・高品質なサービスを提供することにより…

 

日本信用情報機構(JICC)指定信用情報機関

日本信用情報機構(JICC)は、信用情報の収集・提供・管理を通じて、消費者と会員会社の健全な信用取引を支える指定信用情報…

 

一般社団法人 全国銀行協会

全国銀行個人信用情報センターは消費者信用の円滑化等を図るために、一般社団法人全国銀行協会が設置、運営している個人信用情報…

 

そして、これらの個人信用情報機関では、それぞれの加盟会社(主に金融会社)から登録された信用情報を管理しています。

ちなみに、各個人信用情報機関に加盟している会社ですが、基本的にはKSCが銀行系の金融機関、CICとJICCがその他系統(流通系や信販系など)の金融機関が主な加盟機関となっています。

個人信用情報機関への登録について

各個人信用情報機関では、自機関にて信用情報の登録や削除などを行うことは出来ません。この信用情報を登録、削除する事が出来るのは、基本的に個人信用情報機関に加盟している金融機関のみとなっています。

例えば、A金融機関が個人信用情報機関のCICに加盟していた場合において、A金融機関の顧客が何らかの金融商品を利用、またはその支払いを行った場合、このA金融機関が加盟しているCICに登録されている顧客の信用情報にこの利用または支払い情報を登録する事になります。

また、信用情報に登録されている情報に誤りが見つかった場合には、これも信用情報を登録した金融機関が削除します。

個人信用情報機関に開示請求を行う

私たち個人が個人信用情報機関に登録されている信用情報に直接アクセスすることは出来ません。この信用情報にアクセスできるのは、個人信用情報機関に加盟している金融機関のみとなっています。ただ、この信用情報にどのような情報が登録されているのか?については、個人信用情報機関に

●信用情報の開示請求

を行う事によって可能となっているため、信用情報の登録内容を確認したいという人は、各個人信用情報機関へ信用情報の開示請求を行ってみて下さい。

ちなみに、信用情報の開示請求の方法については、窓口、郵送などいくつかの方法がありますので、詳細については事前に各個人信用情報機関のHPにて確認しておきましょう。

※新型コロナの影響により、現在窓口での信用情報開示業務を閉鎖している機関があります。

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