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各種金融商品の申込時に、信用情報を参照しますという文言を読む事があります。
この信用情報は、金融商品の審査時に必ず参照されるものです。
ただ、この信用情報について良く分からないという人もいます。
そこで、当記事では信用情報について簡潔に解説します。
●信用情報の事が分かる
●信用情報の登録期間が分かる
信用情報とは?
信用情報とは、個人信用情報機関に登録されている、個人の各種金融商品の利用状況を示している情報になります。
この信用情報には、現在及び過去におけるクレジットカードやキャッシング、オートローンなどの契約情報や支払い情報、債務残高などの情報が登録されています。
そして、この情報を元に各種金融商品の審査が行われています。
つまり、この信用情報に良好な支払い情報(延滞が無くきちんと支払っている)が登録されていると審査では有利になります。
これとは逆に、延滞情報が登録されていると審査では不利になる可能性が高いです。
そのため、これから各種金融商品の審査を考えている人は、信用情報に延滞情報が登録されていない事が望ましいです。
信用情報の開示請求について
信用情報の開示請求については、各個人信用情報機関へ指定の請求手数料を支払って行う事が出来ます。
基本的に、この開示請求では数百円~千円程度にて行う事が出来ます。
現在各種金融商品の審査に通らない人にとっては、その原因を調査する上でも開示請求は必ず行うべきです。
そして、その内容次第では審査に申請する前にある程度の準備期間が必要になります。
信用情報の登録期間について
個人信用情報機関に登録されている信用情報には、あらかじめ設定された登録期間があります。
その期間が経過すると順次登録情報が削除されます。
ちなみに、主な信用情報の登録期間は下記の通りです。
- 各種申込情報→6ヶ月間
- 各種支払い情報→5年間
- 各種延滞情報→5年間
この中で、支払い情報や延滞情報については、各種金融商品の審査において重要な情報になります。
そのため、信用情報の登録内容に不安がある人は審査申込前に信用情報の開示請求を行った方が良いです。
ちなみに、各個人信用情報機関の信用情報の登録期間は下記のリンクから参照可能です。
※JICCについては、『信用情報について』→『登録内容と登録期間』にて確認する事が出来ます。
信用情報の回復は可能なのか?
信用情報の回復→信用情報の金融事故(延滞)情報の削除になると思われます。
ただ、基本的に信用情報の登録が事実であれば削除する事は出来ません。
そのため、信用情報を回復するためには、金融事故情報の登録期間が経過するまで待つ必要があります。
それと、支払いの遅延による事故情報が登録されている場合には、まずはその原因となった支払いをきちんと返済する事で信用情報の回復が可能です。
この支払いを完済しないといつまでも延滞情報が登録されたままなので注意が必要です。
しかし、信用情報に身に覚えのない間違った情報や、すでに登録期間が過ぎているにも関わらず事故情報が登録されていたら話は別です。
この場合、その信用情報を登録した金融機関に削除依頼を行う事によって信用情報から削除する事が可能です。
まとめ
●信用情報とは個人の各種金融商品利用状況を登録している情報
●信用情報の開示請求は可能
●信用情報の登録期間はあらかじめ決まっている
●信用情報の回復は可能