三国志とは?簡単に説明します

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三国志と言えば、日本国内でも知らない人はいないと思えるほど有名な話ですよね?もっとも、三国志の舞台の中国では知らない人はほとんどいない事でしょう。
そんな三国志ですが、小学校または中学校の歴史(社会)の授業で必ず出てきており、この三国志を詳細に説明するととてつもなく長い話になってしまいます。そこで、ここではこの三国志についてとても簡単に説明していきます。
●三国志について簡潔に理解する事が出来る
●三国志の大まかな流れを理解する事が出来る
●三国志を学ぶための最適な漫画を知る事が出来る

三国志について

この三国志とは、陳寿によって書かれた、今の中国の北は黒竜江省、西は四川省あたりまでの領域において、今から約1800年前(後漢末期~三国時代にかけて)に各勢力による争いが起こった当時の史実となっています。

事の始まりは、張角を首領とした黄巾族が後漢に対して反乱(黄巾の乱)を起こした事であり、この反乱が当時の後漢の各地に広がったため、その結果後漢が衰退していき董卓をはじめとして各地で勢力が乱立していく事になります。

 

そして、この乱立した勢力はその後、魏の建国の礎を築いた曹操(初代皇帝は息子の曹丕)、呉の孫権、蜀の劉備による三国時代へと突入しますが、最終的には魏の流れをくむ晋の司馬炎による三国統一によって三国時代が終わる事になります。

ただ、この三国志は史実とは言うものの、各詳細な部分においてはその事実がはっきりしていない事もありますが、そうした不明確な箇所については極力排除されているため、当時の三国時代を知る上ではとても重要な史書となっています。

三国志を簡単に説明するとこうなります

後漢末期に張角による反乱が起こり、これに乗じて各地の有力な勢力が次々に乱立したが、この乱立も魏の曹操や呉の孫権、蜀の劉備による三国統治に代わった。そして、この三国時代も約50年ほど続いたがその後魏が蜀を滅ぼし、魏の流れをくむ晋が呉を滅ぼして三国時代はここに終わった。

 

とても簡単に説明しましたが、三国志の要点としては、

その始まりは張角による黄巾の乱(農民一揆)
後漢各地での各勢力の蜂起
三国志を代表する曹操、孫権、劉備の活躍
最終的には晋によって三国が統一された

になるため、これらの要点をまとめると先程の説明になります。

三国志はいつ頃の話なのか?

三国志は西暦180年頃~280年頃までの中国における激動の戦国時代を描いた歴史書であり、三国時代(魏・呉・蜀)に起きていた歴史的事実に基づく読み物になります。

西暦180年頃~280年頃と言えば、日本国内では弥生時代の末期頃であり古墳時代に突入しているか?という時代になります。(古墳時代の始まりには諸説あり)

弥生時代と言えば、縄文時代と比べ戦乱が起こっていた時代ですが、三国時代は弥生時代のそれとは比較にならないくらい各地で戦乱が起きています。

三国志でおすすめの漫画

この三国志は、その期間としては約100年余りですが、この期間には当時の中国各地で様々な出来事が起こっており、この出来事を文字情報のみで把握する事はかなり難しいと言えます。

特に、小学生や中学生においては、正直三国志の途中で飽きてくる可能性がありますが、そんな時にはここで紹介する三国志のおすすめ漫画を読む事によって、三国志の様々な出来事を理解する事が可能になるため、三国志を学習する上では漫画はお勧めです。



他にも三国志を描いている漫画はありますが、張角による黄巾の乱~魏による蜀の滅亡まで、その途中にある桃園の誓いや官渡の戦い、赤壁の戦いなど、三国志の重要な場面がとても分かりやすく描画されているため、小中学生のみならず、三国志を知りたいという大人の方にもおすすめの漫画です。

まとめ

●三国志は今から約1800年前の中国史の物語
●三国志は黄巾の乱から始まり晋によって統一されるまで
●三国志は西暦180年頃~280年頃の中国史(三国時代)
●三国志を学ぶためには横山光輝氏の三国志がおすすめ

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